The world keeps spinning.

やっぱり、たぶん、世界は一回壊れるのだろう。

それが僕たちにとって良い方向か、悪い方向かは分からないが、とにかく、とんでもなく変化するのだろう。

少なくとも去年の12月くらいから今まで、僕の心の中から釣りはすっかり消えて、好きな音楽も止まり続けている。

本来ここで政治絡みのことを書くのは控えてきたけど、どうにもこうにも、一回吐き出さないと、次に行けそうにない。

最近はSNSもほとんど見ることがなくなっている。ブログを書こうという気持ちも起こらず、ただただ日々繰り広げられたまるで壮大なハリウッドムービーのようなストーリーに没頭し、一喜一憂していた。


決して誇張ではなくって、これまで起きたこと、そしてこれから起きることはきっと人類史に刻まれるスケールのものに違いない。良かれ、悪かれだけど。


僕や貴方のような平々凡々な庶民が仮に7回生まれ変わっても、決して見られない世紀のShowがたった今世界中で繰り広げられている。

ポップコーン片手に。映画を見るように。でも刮目(かつもく)しながら。


世界中に蔓延(まんえん)するコロナの大騒ぎをずっと、どこか冷めた目で見ていた。

「果たして、こんなことが偶然に起こるんだろうか。」


「この人造ウイルスは本当にアクシデント的に広まったのだろうか。」 

「もし、誰かがわざとこれを起こしているとしたら、この後一体何が起きるんだろうか。」

そんな疑念の中、11月に行われたアメリカ大統領選挙。コロナの三密回避のために全米各所で大々的に導入された郵便投票とそれを「集計」するというドミニオンシステム。

皆が見ている前でその不可思議で不自然な現象は起きた。朝、目が覚めると赤色の激戦州が真っ青に変わっていた。俗にネット界隈(かいわい)で「バイデンジャンプ」と言われる奇っ怪な現象。それが全ての始まりだった。


その頃はまさかこんなことが、と思っていたし、そもそもこの選挙にそこまで興味があった訳でもなかった。


が、しかし。その後次々に出てくる不正の証拠。証言。映像。それらに対して大手メディアが行った徹底的なミスリード。いわゆる「報道しない自由」「偏向する自由」と言うヤツ。

日本のマスメディアがこの手のトピックについてはほとんど信用出来ないことは随分昔から知っているけど、アメリカまでもがここまでひどいとは思いもよらなかった。唖然(あぜん)とした。

そしてそれは新聞、テレビだけにとどまらず、FacebookやTwitter、Google、Yahoo!といったネット上の大手までもが徐々にひどい状況へと変わってゆく。正真正銘の言論弾圧を堂々とやってのけたし、その状況は今も変わらない。

そしてアメリカの議会、司法までも。


もう何でもあり。実際、世界中の人々の目の前で、リアルタイムで明らかな不正が行われているのに。とどまるところを知らない状況が続いた。


もちろん、僕もさすがにいい年なので、世の中全てがまるでイワナが住む源流の水のように透明で美しいものであるべきで、そんな世界を目指すべきだ、などとは思っていない。

それは例えるなら河口の水のようなもの。

清濁(せいだく)併せ持ちながらトロトロとゆっくり回っている。いつの時代だって大なり小なり「悪」と言われるようなものは存在する。それはそれでしょうがないのだと思う。

ただそれでも今回気に入らなかったのは、あまりに白昼堂々、人をバカするかのようにこれらの巨大な不正が行われていること。

選挙にしても、報道にしても、司法にしても。

もし悪いこと、良からぬことをするのなら、せめてもっとみじめったらしく、人目をしのんでコソコソと、背中を丸めてやれ。

盗人猛々しいにもほどがある。そう憤(いきどお)っているし、もしこんなことがまかり通るならば、次は日本の番かもしれない、という怖さもある。


しかし、トランプ大統領側も負けてはいなかった。まるでアメリカンコミックのヒーローたちが登場するように、選挙の不正を正そうとする弁護士たちや、大統領の有力候補であるテッド・クルーズなどが現れて、トランプ大統領の支援を行った。


そして、トランプ側の有力弁護士であるシドニー・パウエルは言った。


「クラーケンは放たれた。」

と。


その結果炙り出される黒幕の存在。


僕も、まさかChinaごときが1国でアメリカにここまで大規模なことが出来るとは思えなかったが、クラーケンという米軍の秘密兵器が明らかにしたのは、なんとヨーロッパの国々。


ここからストーリーはとんでもない展開を見せた。

よくある陰謀論?いいや、そうではない。実際僕もジョージア州の上院議員選挙であまりに不自然な票の動きをリアルタイムで見た。(なんと、共和党候補の票がテレビ画面上でどんどん減っていった!)

今や世界中に僕みたいな人たちが山ほどいる。

不謹慎かもしれないが、これほど重要で、そしてとてつもなく面白いShowなんて絶対二度とお目にかかれないだろう。

マスコミやいわゆるビッグテックにだまされてはいけない。情報は自分で求めないと得られない時代になっている。
(検索エンジンもGoogleやYahoo!とかじゃなくってDuckDuckGoがいいみたいです。)


ところが、ここから一転、事態は膠着(こうちゃく)してしまう。


「1月6日の議会合同会議でペンス副大統領が!」


「1月20日の大統領就任式では、きっとトランプ大統領が!!」


その度に夜更かしをした。


しかし、結局ここまで何も起こらず、表面上はすんなりとバイデン政権になっているようだ。


でも、そんな間でも世界中で謎の停電が発生したり、中国で大きな爆発が続いたり、イタリアやエストニアやアフリカ、コンゴの首相が1月にまとめて辞任したり、ワシントンDCが強力なフェンスで囲まれて、いまだにそれらが撤去されなかったり。


どうにもこうにも気になる状況が続いている。


でも、もう、正直、疲れてしまった。



多分、この状況が落ち着くには時間がかかるんだろう。玉石混交(ぎょくせきこんごう)の極みのような、混乱した情報の渦にだいぶ心がすり減ってきた。


少しでも気持ちを落ち着けようと、以前、人からいただいてそのままにしてあったモンブランのマイスターシュテックというボールペンのリフィルを買い、使えるようにした。


下手なんだけど、それでも僕なりに文字を丁寧に、ゆっくり書いてみたいと思った。

ボールペンのケースの裏には''MADE IN WEST GERMANY"のシール。


つまりベルリンの壁が崩壊する前の品物。


中身の特徴をネットで調べたら40年くらい前のものらしい。

モンブランと一緒にいただいたパーカーのボールペンにも赤色、青色のリフィルをそれぞれ入れた。


手帳はモレスキンの小さなものを買った。

ずっとメモなんてしないで生きてきたけど、今年から少しずつ書いてみようと思った。

デジタルじゃなくて、紙とペンで。

自分の文字で。


世界のことも、仕事も、釣りも。



ボールペンはドイツとアメリカ(※パーカー、現在のはフランス製)。メモ帳はフランス製だけど、持ち主は日本人。祝日と二十四節気や、宮中行事なんかも書いてみたい。

(今年の節分は124年ぶりに2月2日だった。)


二十四節気を書き写している時には意味が分からなかったけど、よくよく考えたら、1年を24等分にするんだから、昔の日本人は2週間ごとに季節が変わるって考えていたんだ。


へえ、素敵だな。

そんなことを考えながら徒然(つれづれ)に時間をつぶしていると、少しずつ心が穏やかになってきた。

気がつくと渓流解禁まであと少し。とてつもない速さで回り続ける世界を見ながらも、美しい季節の移り変わりが感じられる山々にやっと少し戻りたくなってきた。


Angler's lullaby

アングラーズララバイ ~ 釣り師の子守歌 〜